ブランドイメージとは、顧客や消費者がブランド(企業・商品・サービス)に対して持つイメージです。
たとえば「ネット限定でこだわりのセレクト商品を販売している」というような消費者の認識もブランドイメージであるといえるでしょう。
ブランドイメージとは顧客や消費者がブランドに対して抱くイメージであり、どのようなイメージを持っているかは尋ねてみなければ分かりません。
この記事では、自社ブランドがどのようなイメージを持たれているかを調査する方法やブランドイメージの作り方について、事例を交えて解説します。
ブランドイメージとは、顧客や消費者がブランド(企業・商品・サービス)に対して持つイメージです。
たとえば「ネット限定でこだわりのセレクト商品を販売している」というような消費者の認識もブランドイメージであるといえるでしょう。
ロゴやブランドサイトのビジュアルアイデンティティに対するイメージのほか、商品の機能性やサービスを通じて得られた体験などもイメージになり得ます。
ブランドイメージは消費者がブランドに対して持つイメージです。一方ブランドアイデンティティとは、ブランド側が定義しているブランドの独自性を指します。
ブランドアイデンティティは、ブランドの由来や意義・顧客にもたらす価値などを定義し、他社との違いを決定的にするものです。
それらをビジュアルや体験を通して消費者が認識することで、ブランドイメージが形成されます。
ブランドイメージの調査方法として次の2つの方法があります。
定量調査は、自社のイメージについてアンケートで用意した設問に対して「そう思う」「そう思わない」など、選択された回答を集計する方法です。
定性調査は、消費者のグループを集めてインタビューやミーティングを開催し、自社のイメージや利用状況について生の声を収集する方法です。
収集する内容としては、
などがあります。
参考までに、日本でどのようなブランドが良いイメージを持たれているかを見てみましょう。
日経BPコンサルティングが発表した「ブランド・ジャパン」調査結果の最近3年間の総合力ランキングです。
総合力ランキング 一般生活者編
2023年 | 2022年 | 2021年 | |||
順位 | ブランド | 順位 | ブランド | 順位 | ブランド |
1 | USJ | 1 | YouTube | 1 | YouTube |
2 | 2 | 2 | |||
3 | UNIQLO | 3 | NISSIN | 3 | UNIQLO |
4 | Disney | 4 | MUJI | 4 | MUJI |
5 | DAISO | 5 | 楽天市場 | 5 | SONY |
2023年の1位は USJ で、コロナ禍収束のタイミングで人気アニメとのコラボが評価され支持を集めたと考えられます。
Google、UNIQLOは毎年コンスタントに支持されており、ユーザーを大切にする企業姿勢が消費者に理解されている結果といえるでしょう。
顧客や消費者に良いブランドイメージを持ってもらうためには、ターゲティングや価値の提供などの戦略と、ビジュアルの作り込みが必要になります。
また、Webサイト・店舗・広告など、消費者とのさまざまな接点(タッチポイント)において表現され、伝わることが重要です。
外部環境を調査し、ブランドがどのような価値を顧客に提供できているかを明確にします。同時に、価値を高く評価してもらえる顧客層を明確にし、メインターゲットとします。
ターゲットがどのようにブランドを知り、どこで商品・サービスを注文し、どのようなサポートを求めているかというタッチポイントを把握しましょう。カスタマージャーニーマップを用いて視覚化することも有効です。
ブランドのコンセプトとして、提供する価値や提供の仕方を言語化します。
価値はブランド側の企業が考える価値ではなく、顧客が手にするベネフィットに着目してコンセプトを立案しましょう。
ブランドイメージに深みを持たせるために、歴史的な背景やブランドが生まれた経緯・意図を説明することが効果的です。
消費者が共感するような目的があり、それを実現するために行ってきたさまざまな活動を示すことで、消費者にとってのブランドの意義が強く認識されるでしょう。
ブランドイメージは、商品・サービス・Webサイト・店舗などに関わるさまざまなコンテンツにおいて、視覚化・言語化します。
どのコンテンツでも同様のイメージを消費者が受け取れるような、統一感を持たせたビジュアルの制作が重要です。
またWebサイトにおける操作性(UI)はユーザー体験(UX)を左右します。店舗での販売員の対応、サポートの対応などと併せたUI/UXの設計も重要です。
ブランドイメージが向上すると次のようなメリットが生まれます。
すなわち社内外にブランディングされた状態になりますが、顧客・従業員のエンゲージメントが高まることは、売上への貢献とともにプロモーションや教育のコストを抑制できる効果を生みます。
ブランドイメージ戦略の成功事例としてよく知られている今治タオルの事例を紹介します。
長い歴史のある今治のタオルは、輸入タオルに押されて市場性が失われていました。
しかし、個別のメーカーでなく「今治」という産地をブランド化し、伝統ある高品質なタオルを訴求するために「白い無地のタオル」を主力商品に設定し、プロモーションを展開しました。この点は無印良品のブランド戦略にも通じるものがあるでしょう。
現在では「安心・安全・高品質」なジャパンクオリティのタオルとして、ブランドが世界に認められています。
ブランドイメージにビジュアルが与える影響は極めて大きいでしょう。ライデンはブランドイメージ作りをアートワークで支援します。
ライデンのブランディングプロセスは、
を的確に捉え、言語化・ビジュアル化を実施することです。
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