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アウターブランディングとは?インナーブランディングとの関係・事例を紹介

2023.10.31
ブランディング
ライデンBlog担当

ブランディングにおいて「アウターブランディング」と「インナーブランディング」という区別をされる場合があります。
アウターブランディングとはどのようなもので、どのような効果があるのでしょうか。
また、従来のブランディングに対してどのように区別されるのでしょうか。

この記事ではアウター、インナーの関係とそれぞれの効果について解説するとともに、アウターブランディングの事例を紹介します。

アウターブランディングとは

アウターブランディングとは社外を対象としたブランディングで、アウターの範疇には顧客や消費者、投資家、取引先などが含まれます。また採用活動のターゲットとなる求職者も該当するといえるでしょう。

従来、ブランディングといえば社外を対象とするイメージでした。近年はインナーブランディングが注目されている背景から、インナーに対して区別する意味合いでアウターブランディングが用いられていると考えられます。

アウターブランディングは対象として企業と商品(サービス)の区別があり、

  • 企業・商品ブランドの認知
  • ブランドのファン獲得
  • 人材採用
  • ステークホルダーの信頼獲得

などを目的としています。

アウターブランディングの効果

アウターブランディングによってブランド(企業・商品)の認知が広まり、差別化によってファンを獲得できます。

人材採用においても、求職者にとって企業や商品の価値が魅力的に映り、応募の動機になるでしょう。ブランドの支持が広がっていることは投資家や取引先にも発展的に映り、好印象と信頼感を得られます。

新規顧客の獲得と既存顧客のリピートの双方が成功すると、持続性が高まり競争力が増します。

インナーブランディングとは

インナーブランディングは社内を対象としたブランディングで、アウターとは対照的な位置付けです。

経営理念やブランド価値を従業員が正しく理解し共有することで、従業員ロイヤルティやモチベーションの向上が期待できます。

インナーブランディングの効果

従業員がブランドの意義を認識して自発的な顧客サービスを行えば、顧客満足度が上昇してブランドの価値がさらに上がります。
個々の従業員は、自身の課題を経営理念に照らし合わせて判断し行動できるため、課題解決が迅速に行われて生産性が上がります。

経営者や上層部が絶えず管理して指示を与えなくても、企業活動は円滑に行われて経営の持続性が増すでしょう。

アウターブランディングとインナーブランディングの関係

人材の採用活動を例にとると、前述のとおりアウターブランディングが成功している企業は、入社を希望する求職者に多く出会えるでしょう。

またインナーブランディングの成功も求職者にとっては将来性を感じて魅力的に映ります。すなわちインナーブランディングはアウターブランディングにも影響するのです。

アウターとインナーそれぞれは別のブランディングではなく、企業の利益に寄与する意味で同じです。ブランディングに関して両輪で作用する関係であるといえるでしょう。

アウターブランディングの事例4選

アウターブランディングには企業ブランディングと商品ブランディングがあります。
それぞれについて有名な事例を紹介するとともに、弊社が携わった商品ブランディングの事例も紹介します。

事例①【企業ブランディング】Apple「Think Different.」

Apple社は、1997年に開始した広告キャンペーン「Think Different.」のなかで、商品に一切触れないテレビCMを制作しました。

アインシュタインやキング牧師などの革新的な偉人を登場させながら意義を語り、最後に「自分が世界を変えられると 本気で信じる人たちこそが 本当に世界を変えているのだから」と述べて締めくくっています。

Appleのイノベーションへのこだわりを強く印象づけました。

事例②【企業ブランディング】無印良品「MUJI」

良品計画の無印良品は「これがいい」ではなく「これでいい」をブランド理念としています。
自身は「ブランドではない」と説明しており、個性や流行を商品にしたり価格に反映させたりという意味でのブランドを否定しました。

シンプルでナチュラルな無印良品の商品・パッケージ・店舗・ディスプレイなどは、あえて簡素な印象を持たせることで品質・サービスへのこだわりを体現しているといえます。

事例③【商品ブランディング】サントリー「BOSS」

1992年に発売されたサントリーのコーヒー「BOSS」は「働く人の相棒コーヒー」をコンセプトに掲げて、仕事の休憩時間に飲む缶コーヒーとしての地位を確立しました。

のちに発売された「クラフトボス」「プレミアムボス」などのペットボトル・ボトル缶の商品は、デスクでの飲みながらの作業に最適化し、オフィスワーカーを中心に若者や女性にも親しまれるブランドになりました。

BOSSはブランドイメージを大きく変えることなく、従来のユーザーを大切にしながら新しいユーザーを取り込み、長く愛されるブランドに成長しています。

事例④【弊社案件】Kirala「Nino」

弊社の商品ブランディングに関する事例です。

Nino(ニーノ)は、ハイブリッドネックファンとして差別化するために「いつも身に着けられる」ハイセンスなファッション性を追求しました。

持ち運びの際にかばんに入れるのではなく、常に首にかけて行動するイメージです。

このファッション性がNinoの価値です。

「風を着こなそう」というコンセプトでイメージを具体化し、新しいユーザー層をターゲットに商品を展開しています。

アウターもインナーも ブランディングはライデン

ブランディングは、従来は顧客や消費者を対象としたイメージが強くありました。

近年は人材採用や従業員を対象とするブランディングが注目されています。顧客・人材採用・従業員それぞれを対象とするアウター・インナーを区別したブランディングによって、ターゲットは細分化されているのです。

弊社は大手企業Webサイトを中心に、企業・商品・採用などのアウター、従業員向けのインナーブランディングの実績があります。

アウターもインナーも、ブランディングはライデンへご相談ください。

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