RYDEN

10万円と1億円のアカウンタビリティー

2022.09.20
クリエイティブプロデュース デザイン ブランディング
井上 雄一郎

お久しぶりです。株式会社ライデンの井上です。

今回は、若い人とくに毎日なんとなく働いて給料もらって帰って寝るというフェイク野郎、いやヌルい人たちだけでなく、一生懸命頑張っている人たちにとっても気付きとなるような糧ポストができればと思っています。

早速いきましょう。

キミは説明責任を果たしているか

話をわかりやすくするために、「アカウンタビリティ=説明責任」と定義することにします。

さて、資本主義における企業というものは、ヒトとモノとアイデアを組み合わせて何らかの価値をうみだして対価を得ています。おそらく皆さんもそうです。

その際に、相手に対してしっかりと説明責任を果たしているでしょうか。違う言い方をすれば、相手を納得させているでしょうか。これが10万円の仕事であれば、多分それほど説明は必要とされない。ちょっとした数字をエクセルに整理する作業とか、バナー的な画像を作ったりとか、単なる作業に対する対価だったりします。10時間分の時間を買ってもらっているようなことです。

しかし1億円の仕事だとどうでしょうか。

ステークホルダーは多くなりますし、決済者までのエスカレーションが数層存在するかもしれません。投資額が大きくなれば大きくなるほど、誰もが慎重になります。もし想定しているリターンが得られなかったら、ダメージも大きい。だからクライアント企業からすれば、真剣です。

まぁ1億円じゃなくてもいいんですが、
どれだけの思いでクライアントが準備した虎の子の予算を、預けてもらっているのか。
これが分からずにヌルい仕事をしてしまうと、相手はむちゃくちゃ悲憤慷慨、オコを超えてビジネスパートナーとして見られなくなります。ジ・エンド。

提供している価値の品質が、価格に見合っているのはもちろんですが、そもそもきちんとした説明ができないと、きちんと仕事に向き合えてない感をバチバチに醸し出してしまいます。だから説明ができてないのは、要するにテキトーなんだなと思われても仕方がないのです。

あなたがもし、一生懸命仕事に向き合っていたとしても。

仕事に向き合う視座が、自分をつくる

説明がうまいに越したことはないんですが、説明下手でもしっかり考えて、あらゆるケースを想定して洗練させたロジックやデザインであることを伝えようとすればその熱量は相手に伝わります。上手に伝えるテクニックはあった方が、いいですけど。

僕が思うに、この「説明する」というプロセスを無意識に放棄してる人や会社は結構あると感じています。

僕はシャイボーイ中年なので、相手の話の辻褄が合わなかったりすると「ん・・・?」と言葉に詰まってしまいますが、相手の説明の不足や矛盾をゆっくり整理して、問いかけます。ただ、あんまり合点のいく答えを得られることは少ない。

多分相手もそこまで細かくは考えていないんだと思います。

要するに「雑」。

細かいこと言うなよ、と思われるかもしれませんが、雑か、丁寧かというのが仕事をする上ですごく重要な分岐点で、雑な人は10万円の仕事をたくさんこなすしかないと言うか、そもそも1億円の仕事を任せられることはないと思います。

一生懸命仕事している人なら尚更です。
説明を雑にしてしまってることで、失っているものはものすごく大きい。もし目で見えるとしたら、気絶するくらい大きい。

だらだら書きましたが、一言でいうと「丁寧な仕事をして丁寧に説明する」という視座を持てば、あなたの仕事はハイパーパラダイス化するということです。

クライアントを儲けさせる、というイメージ

特に僕達のようにクリエイティブなんとか、みたいなことを名乗っている業種の人たちは、このイメージを忘れないようにしたいと思います。

僕らの役割は、究極に言えば
「クライアントを儲けさせる」
ことに収斂しなければならないんです。

このことについては、また別のブログで書こうと思ってるんですが、エラそうなこと、高尚なこと言ってても、お金だけ引っ張って仕事作って、クライアントに利益をもたらさないならパートナーとは呼べないですよね。僕はそう思います。

僕はRYDENを通じてデザインブランディングとか、エモーショナルなデザインとか言ってますけど、根底は「クライアントを儲けさせるため」という考えを常に持っています。

この記事を書いた人

クリエイティブプロデューサー
井上 雄一郎
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