その時のことを思い出してください、どんな風に告白したか。「好きです」みたいなことを言いますよね、正解です。
こんにちは。株式会社ライデンの井上です。
今回はコミュニケーションを考えるうえでめちゃくちゃ大切な、「ひとことで言う」ということについて書きます。
クライアントのみなさんは大抵の場合、アレも入れてこれも入れて、あ、これも伝えなきゃ、となります。たくさん伝えたいことはありますから、当然ですよね。
しかしやり方を間違えると逆にそれが、言いたいことの本質を削いでいるという話です。
その時のことを思い出してください、どんな風に告白したか。「好きです」みたいなことを言いますよね、正解です。
僕は昔、21歳くらいの時でしょうか、
夜の福岡市役所前広場で「好きです」という言葉が正面から言えずに、周りくどく周囲の状況、自分の気持ち、どれくらい君が素敵か、みたいなことを文字通りダラダラと独白していて、チラッと女の子を見たら涙を流していました。
と心の中でブチあがったんですが
豈図らんや、
なんと、その女の子は僕の独白など全く聞いていなくて(途中までは聞いていた)、
途中から元カレとメールしていて、邪険にされて悲しくて泣いてたんです。
「えっ!?ごめん何!?」
「えっ!?」
泣きてーのはこっちだよと。
まぁそういうことで、人間急いでるんです。
よくわかんないのは面倒くさいんです。面倒くさくないと思っているのは話し手本人だけです。
自分のことをひとことで言う、会社のことをひとことで言う、自分の信念をひとことで言う、みたいなトレーニングをしたり、仕事でも常に「この製品はつまり何がいいのか」「このサービスはつまり何を提供するのか」みたいなことを必ず考えるようにしておけば、物事を整理できます。
プレゼンで最初に結論を言う、みたいなことと同じです。
ただこのことを実践している人って、結構少ない気がします。
人間の脳は怠け者ですので、
「何が言いたいんだろう面倒だな」と思われたら、相手の言葉は入ってこなくなります。
飲み会なんかでも、話してる途中で強制話題転換されて話をぶった斬られた経験、誰しもあると思いますが、そうなんです何を話したいのかという文脈が分からない話は、雑音になるし人をイライラさせるのです。
なので、「何を言いたいのか」をひとことで明確にして、これをコミュニケーションの背骨にします。そして、背骨を支える形で他の情報を付加していくと、コミュニケーションの輪郭がしっかりしてきます。
これができないと、点で情報を相手に与えることになるのでつまり何が目的で何が言いたいのか、ぼやぼやにボヤけてしまいます。
それを理解していなかった若き日のイタい僕についてnoteに書いてますので、よかったら読んでみてください。
誰も僕の資料には興味がなかった
コピーライターはこういうトレーニングを日々積んでいると思いますがデザイナーやディレクターに限らず、人に何かを伝えることを職業にしている人は、必ず身につけなければならない視点でありスキルです。
ひとことで言いましょう、ひとことで。
「ライデン最高」
「エンドユーザーとのエンゲージメントを⾼めたい」「コミュニケーションに⼀貫性を持たせたい」、
「⾼品質なビジュアルデザインを求めている」など、御社の課題をぜひご相談ください。
御社のブランドパートナーとしてご縁が繋がることを、私たちも楽しみにしています。