RYDEN

クライアントのビジネスに伴走するということ

2022.03.16
クリエイティブプロデュース ブランディング
井上 雄一郎

こんにちは。株式会社ライデンの井上です。
クライアントのビジネスに伴走すること。重要です。
ライデンもそれを掲げて、重要視しています。しかし、「どこからどこまでを伴走するの?」という現実があります。マラソンに例えると序盤10kmまでを引っ張る、20kmまでひっぱる、あるいは20kmあたりから登場して40km地点までペースを作る、いや、そもそもトレーナーや栄養士として競技人生全体をサポートする、スタートから最初の1kmまでの位置取りを専門にサポートする…

みたいな感じでクライアントのビジネスに対する支援にもいろいろあると思います。そのあたりの事について、ライデンなりの解釈をしていこうと思います。

ビジネスゴールへの支援プロセスは大きく2つ

クライアントの皆さんは必ずビジネスゴールをお持ちで、それを達成するために様々な投資を行います。共感してほしいとか、知ってほしいとか、最後は買ってほしいとか、そういう本質的なことです。そのために戦略を練り、コミュニケーションツールを作って、狙った人たちにコミュニケーションします。

そこには色々な役割が生まれ、様々な組織の支援を受けて中心の熱量そのままに突き進んでいくことになりますが、私は大きく、この2つのプロセスに分けて考えています。

・0 → 1への転換、創造
つまり戦略です。 もっというと、ロジックです。

・1→ 10への拡張
つまり戦略に則った戦術の実行です。もっというと、具体的な制作物です。

この2つのプロセスはリニアに繋がっているんですが、日本では別々の組織が担当している場合が多い気がします。

0 → 1 と1 → 10は皆さんが思うより別々の作業なのでそれはそれで良いんですが、0 → 1 創造チームの意志が、1→ 10へ上手に繋がっていかないというか、ちょっとロスが起きるようなイメージです。

なのでクライアント視点で考えると、0 → 1 と1 → 10は一気通貫の方が便利なはずで、0 → 10にできるパートナーがいれば、ものすごく効率的だと思います。私もそう思います。しかしクリエイティブを名乗る組織の何割がそうかというと、それほど多くはない気がしています。

プロセスは分断させない方がいい

0 → 1 と 1 → 10、どちらも重要なんですが、ビジネスの起点からクライアントを支援するのは 0 → 1 を担当する組織

北に行くべきか南に行くべきか、はなたまたこの場所に留まるのか、そういうことを決めるのが 0 → 1 ですから、ここを誤っては大変です。外部の支援を受けるのであれば大きく投資すべきです。

そして 1 → 10 のフェーズ。ここも非常に重要です。
が、なんというか、0 → 1 のプロセスでは存在しなかった人や組織が担当すると、当初の志が持つ視点が少し、変わってきます。
本当はこの2つのプロセスをきちんと接着させられるキーになる人材がいればいいんですが、ほとんどの企業の中にそういうスーパークリエイティブプロデューサーがいるかといえば、いないと思います。

巨大な広告エージェンシーやコンサルティングファームには、います。なので巨大な広告エージェンシーやコンサルティングファームに依頼している場合は、それほど心配する必要はありません。しかしそうでなければ、0 → 10 のビジネスパートナーを誰にするか、ものすごく重要だと思います。そして私たちライデンは、そのポジションで価値を提供したいと思っています。

ビジネスに伴走できるクリエイターが、どんどん増 えてほしい

この記事で書きたかったのは、0 → 10 を設計できる本当の「クリエイター」が 日本に増えてほしい、ということです

それも、それぞれの企業の中に、ビジネスをクリエイティブ面でドライブできる人材がいるのが当たり前な、そんな日本にしたいです。もっともっと、日本がクリエイティブ先進国になってほしいなと思います。

大河の一滴かもしれませんが、そんな人財を輩出していく組織でありたいなと、青写真を描いています。

この記事を書いた人

クリエイティブプロデューサー
井上 雄一郎
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